
現場では、寒さは単なる不快感にとどまらない。作業は著しく遅延し、コンクリートの硬化は不均一になる。冷えた指では工具の操作が困難となり、安全面では暖を取るために作業員が急ぐことで事故のリスクが高まる。そこで当社は、余分な工程やロスを増やすことなく、必要な場所に即座に赤外線の熱を届ける建設現場用ヒーターを開発した。
内部構造のポイント
当機は短波赤外線の石英管を使用しているため、熱は放射熱として伝わる。つまり、周囲の空気全体を加熱することなく、熱が直接対象物に届く。人や材料、作業面に熱を感じる一方、空間の上部には暖かさは及ばない。電源は240Vの電気式で、多くの現場の電源に接続しやすい。設置面積が小さいため、強制空気式のユニットが設置できない狭い場所にも配置可能である。 加熱素子と反射板は出力を前方に集中させるように設計されており、投射したい場所により多くのエネルギーが届く。
建設現場での耐久性の理由
「グリーン」とは材料だけに限らず、適切に作業を行うことで総エネルギー消費を抑えることを指す。赤外線暖房では必要な部分だけを加熱するため、硬化や仕上げの条件が安定しやすい。この安定性が品質向上に寄与し、手戻り作業の削減につながる。 快適さが一定に保たれることで、作業員が開放火を囲んで集まる必要がなくなる。寒冷なシフトでも作業は中断されにくく進み続ける。また、電気式であるため燃料の保管が不要で、臭気や現場内の局所的な燃焼生成物も発生しない。
現場での注意点
放射熱は射線の通り道が確保されている場合に最も効果を発揮する。遮蔽物があると熱の届く範囲が減少するため、設置場所の選定が重要である。 石英管は堅牢だが、乾燥状態を保ち直接の雨にさらされないことが望ましい。屋外対応のエンクロージャーが役立つが、設置位置の工夫に代わるものではない。レイアウトは早期に計画し、安定した暖房効果を得るための試行錯誤を減らすべきである。